泉 野明
- 所属
- 警視庁特殊車輌二課第2小隊
- 階級
- 巡査
- 担当
- イングラム1号機フォワード(操縦)
- 出身地
- 北海道苫小牧
1978年12月17日生まれ、20歳(1998年時点)。高校卒業後に入庁、第2小隊へと配属。性格は快活で人当たりも良好。強い正義感も持ち合わせており、時に後藤の命じる危険な任務にも躊躇はみせない。任務では実力行使を最小限に止めようとする平和主義者だが、状況次第では好戦さを見せることも。イングラム1号機に対する過度な思い入れを除けば、一癖も二癖もある第2小隊員の中では比較的常識人。自身の平凡さにコンプレックスがあるためか、優秀な同性である香貫花や熊耳との初対面の際には気後れすることも。相棒である遊馬とは、同僚以上の親密な関係にあるが、本人に恋愛感情という自覚はない様子。
イングラムの操縦技能は高く、繊細な操作と持ち前の機転で、イングラムを上回るスペックの機体との戦いに幾度も勝利している。ただし、ソフトウェア周りには疎く、また普段から発砲を好まないこともあって射撃の精度は太田に及ばない。
前述の通りイングラム1号機に対して深い愛情を抱いており、「アルフォンス」と名付けている(『漫画』のみこの設定は存在しない)。この「アルフォンス」というネーミングは、幼少時代の飼い犬から採られたもの。イングラム1号機はアルフォンス3世にあたり、1世は前述した飼い犬で、2世は飼い猫(『パト1』)。非番の際にはしばしばイングラム1号機のボディを磨いている。イングラム1号機への深い愛情から、ボディが傷つく格闘戦を嫌ったり、代替機の導入が持ち上がると過度に動揺したり、警察官として相応しくない態度を見せることも多々あった。しかし、第2小隊の任務を務める中で、そういった面も徐々に克服していく。
実家は苫小牧で酒屋『泉酒店』を経営。父親の影響もあり酒豪。ただし酔いが回ると泣き上戸になる(『NEW OVA』)。学生時代は女子バスケットボール部に所属していた(『漫画』『TV』)。
2001年秋頃に相棒である篠原遊馬とともに本庁の装備開発課に異動、篠原重工へと出向し、新型機のテストパイロットを務めている(『パト2』)。このときには耳にピアスをはめており、後藤の招集に応じた際には、遊馬に「レイバーが好きなだけな自分に甘えていたくない」という想いを吐露している。