CHARACTER

内海(リチャード・王)

所属
シャフト・エンタープライズ・ジャパン東京支社企画7課

 シャフト・エンタープライズ・ジャパン東京支社企画7課課長。一見すると笑顔を絶やさない能天気な優男だが、正体はシャフトの非合法事業を請け負う犯罪者。手段のためには目的を選ばないその享楽的な性格から、シャフト上層部も彼の扱いには手を焼いている。暴力や犯罪もためらわないが、人死を直接目にすることは好まず、汚れ仕事は自分の目の届かない範囲で、部下に任せることが多い。
 イングラム以上の性能を持つ新型機の開発をシャフト上層部に命じられて暗躍。タイプJ-9 グリフォンを開発し、その性能のデモンストレーションも兼ねて、幾度もテロを実行した。
 後藤からは「子供のような犯罪者」と評されており、その後藤とは食わせ者同士ウマが合うのか、丁々発止のやり取りを繰り広げている(『漫画版』)。
 シャフト香港支社時代にはリチャード・王(ウォン)と名乗り、熊耳とはただならぬ関係にあった。一度は熊耳を裏切り、彼女の前から姿を消したが、日本で不意の再会をした後にまた執着するようになる。部下の黒崎には全幅の信頼を寄せる一方、独断専行を見越して別の策を用意するなど食えない人物。黒崎を始め彼の部下は、青砥、赤石、白井、緑川、村崎(紫)と色にちなんだ名を名乗っている。
 グリフォンがイングラムに敗北した後は、国外への逃亡を図る。アニメ版では逃げおおせた(『NEW OVA』)が、『漫画版』では内海を恨むジェイク(元シャフト・セキュリティ・システムの傭兵)によって国外脱出を目前にしてその命を絶たれた。

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