帆場 暎一

　篠原重工ソフト開発部のプログラマー。推定年齢30歳。篠原重工の社運を賭けた革新的レイバー用OS「HOS（Hyper Operating System)」とほとんど独力で開発した天才。HOSの中にレイバーを暴走させるプログラム（＝コンピューターウイルス）を仕込む。
　『パト1』冒頭で、東京湾に浮かぶレイバーメンテナンスベース「方舟」から投身自殺を行う。身投げに先んじて、自身に関する情報のほとんどを抹消しており、その来歴は謎に包まれている。わずかに残された痕跡によれば、1997年にアメリカ留学から帰国し篠原重工へ入社、以後26回もの転居を繰り返している。また、留学中は「E.HOBA」というニックネームを付けられた。
　『漫画版』でも登場。篠原重工八王子工場勤務のプログラマーで、同じくHOSの開発者。ただし『漫画版』では特にHOSにウイルスを仕込んだ描写もなく、自殺もしていない。「古柳研究室の異端児」と呼ばれ、「ソフトの力でハードの力を限界まで引き出す」ポリシーを持つ。