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2020/8/22

【イベントレポート】HEADGEAR出渕裕出演!「特車二課・分室 オープン記念!生オンラインイベント 」

レポート

2020年8月10日、機動警察パトレイバー公式会員制ファンサイト『特車二課・分室』のサービスインを記念して、
「特車二課・分室 オープン記念!生オンラインイベント 」が配信された。

イベントのゲストとして登場したのは、『パトレイバー』の生み出したクリエイター集団
「ヘッドギア(HEADGEAR)」のひとりであり、メカデザイナー、アニメ監督の出渕裕氏。

イベントホストを務めるのは、これまで数多くの『パトレイバー』パッケージ商品のブックレットや
関連書籍の編集・デザインを手掛けてきた内藤啓二氏。『パトレイバー』を知り尽くす内藤氏の進行によって、
これまで表に出ることのなかった『パトレイバー』の知られざる裏話が多数飛び出した。

PCモニター越しにオンラインでトークをする出渕氏
コロナウィルス感染予防の為、別室から内藤氏が進行を行った

まずは7/17(金)より全国で公開されていた4DX版『機動警察パトレイバー the Movie』の感想を求められた出渕氏。
イベント配信日のちょうど前日に4DX版を体験してきたばかりという出渕氏は、劇中後半の台風の場面と
4DX演出の相性の良さを絶賛。

公開3日間で来場者数1万人を突破という、旧作の特別上映としては異例の反響についても「新型コロナの影響
で新作が公開されていなったから」と謙遜しつつも、「『機動警察パトレイバー theMovie』は同時期の作品と比べても、
テクノロジーの描写では一歩抜きでたことができていた。
時代を先取りした部分があるからこそ、今もこうしてファンに愛される作品となっているのでは」と語った。

それからトークは、『パトレイバー』という作品が成立する以前、漫画家・ゆうきまさみとの出会いや
クリエイター集団ヘッドギア成立までの黎明期から初まり、『機動警察パトレイバー the Movie』
制作時におけるメンバー同士の衝突、メカデザイナーという領分を超えて作品に関わりだしたTVシリーズ、
制作に紆余曲折のあった劇場版第三作『WXⅢ 機動警察パトレイバー』の舞台裏など、多岐にわたって展開された。

イベント後半では、2017年に発表された新プロジェクト『PATLABOR EZY』について触れられる場面も。
そこで『パトレイバー』を、自らのキャリアの転機となった重要な作品と位置づけながらも、
「一度は終わったもの」とも思っていたという驚きの発言を吐露する出渕氏。
「一度は終わったもの」と思っていた『パトレイバー』を再始動させるに至った複雑な想いを語った。

その後は、配信視聴者からの質問に答える形で、更にディープな話が展開されるも、惜しくもイベントは終了時間に。

最後は出渕氏が「会員制ファンサイトの入会してよかったと思われるようなサービスを今後提供するためにも、
目安箱など設定してはどうか」と、ファン目線でファンサイト運営に注文を付けつつ、『パトレイバー』を
支える多くのファンに感謝を捧げ、イベントは無事終了となった。

※今後も『特車二課・分室』では定期的にオンラインイベントを実施していく予定です

※現在運営チームにて、『特車二課・分室』内にご意見BOXの設置を検討しています

関連サイト:機動警察パトレイバー公式会員制ファンサイト『特車二課・分室』

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