機動警察パトレイバー ON TELEVISION
第04話『魔の山へ行け!』
解説
TVシリーズにして、初の“オーソドックスな事件解決編”ストーリーが登場した。一筋縄では解決までに至らない、第2小隊の個性がおもしろく表現されている。また、この『魔の山へ行け!』は、ゆうきまさみによる読み切りコミック「番外編・運用マニュアル12章」(『月刊ニュータイプ・’88年5月号』掲載/角川書店)をベースに構成されたもの。『少年サンデー』(小学館)以外に掲載された唯一の作品である。
ストーリー
澄み渡った空と、豊かに茂った山の緑。その中を闊歩するハイカーたちが発見したものは、局所的になぎ倒された木々と、激しく破損した<クラブマン>であった。そして、森の中から聞こえてくる不気味な唸り声。何かがいる。それも、レイバーを行動不能にしてしまうような恐ろしいものが。彼らは荷物を放り出して一目散に下山、警察へ通報するのであった。
澄み渡った空と、豊かに茂った山の緑。その中を闊歩するハイカーたちが発見したものは、局所的になぎ倒された木々と、激しく破損した<クラブマン>であった。そして、森の中から聞こえてくる不気味な唸り声。何かがいる。それも、レイバーを行動不能にしてしまうような恐ろしいものが。彼らは荷物を放り出して一目散に下山、警察へ通報するのであった。
110番のオペレーターはいたずら電話だと思い、一度は通話を切ろうとするものの、上司の気分的な命令によってこれを受理し、特車二課へと回してくる。怪獣退治と色めき、現場へ向かう第2小隊を待ち受けていたものは、無惨に押しつぶされてしまった所轄警察署のジープだった。
やはり怪獣はいる!生きたまま捕らえて、地元振興の目玉にしたいと語る所轄の警官。しかし野明たちは、一体どう対処すべきなのかと思案を巡らすのみ。取りあえず、後藤は警官の言葉を尊重して1号機と2号機で挟み撃ちにして捕らえようと考えるが、後は成り行きにまかせるしかないと決め込む。
大騒ぎしながら山中を突き進む太田の2号機。その騒ぎに驚き、怪獣が飛び出してきた!が、その傍らにはまたも1体のレイバーが見え隠れしている。
なんとこの怪獣は、近在の製薬会社の実験動物が巨大化したものだった。それを内密に処理しようと思って使用された<クラブマン>が、返り討ちにあった、というのが事の真相だったのである。
スタッフ
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕
ゲストメカ・デザイン/佐山善則
音楽/川井憲次
監督/吉永尚之
脚本/伊藤和典
演出/西山明樹彦
絵コンテ/澤井幸次
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕
ゲストメカ・デザイン/佐山善則
音楽/川井憲次
監督/吉永尚之
脚本/伊藤和典
演出/西山明樹彦
絵コンテ/澤井幸次
タイトル/マキ・プロ
作画監督/戸部敦夫
原画/スタジオ・ダブ
佐久間信一 伊藤裕子 箕輪豊 菅野宏紀 武田一也 保谷有香
動画チェック/富岡美穂
動画/吉田裕司 平山円 西岡忍 四本忠司 平島照美 小林克治 スタジオ・ダブ スタジオ・友
美術監督/渋谷幸弘
背景/デザインオフィスメカマン 福井秀樹 太田大 徳重貴 谷口百範
彩色/京都アニメーション 八田陽子 野田頼子 吉見美枝子 木村好子 田村正子 市川加奈子 山本かつよ 富山正大
色指定/矢部貴子
特殊効果/奥村友規(うさぎ屋)
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 藤倉修二 松澤浩之 小林慎吾
効果/依田安文
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音/ニュージャパンスタジオ
編曲/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報/岩上喜進(日本テレビ)
制作デスク/福与雅子(日本テレビ) 藤波俊彦(読売広告社)
設定担当/山本之文
制作担当/富岡秀行
文芸助手/高橋哲子
設定制作/伊藤裕之
制作進行/村田央
プロデューサー/鵜之沢伸(バンダイ) 指田英司(サンライズ) 堀越徹(日本テレビ) 石川清司(読売広告社) 鳥沢真二(東北新社)
製作協力/サンライズ
製作/バンダイ・東北新社
企画制作/日本テレビ 読売広告社
キャスト
泉 野明/富永みーな
篠原遊馬/古川登志夫
太田 功/池水通洋
山崎ひろみ/郷里大輔
進士幹泰/二又一成
榊 清太郎/阪 脩
シバシゲオ/千葉 繁
後藤喜一/大林隆介
南雲しのぶ/榊原良子
香貫花クランシー/井上 瑶
ハイカーA:長谷有洋
ハイカーB:辻谷耕史
ハイカーC:山寺宏一
上司:立木文彦
駐在A:緒方賢一
駐在B:菅原正志
係員:松本利香