機動警察パトレイバー ON TELEVISION
第33話『シャフトの犬たち』
解説
前話がコミックの第5巻に収録されている『“VS”(バーサス)』その1~4をベースにしているのに引き続き、この話では5~9の物語を描いている。コミック版との変更点としては、香貫花と合流したことや、SSSが使用しているレイバーが<M-5エイブラハム>に変更されたことなどがあげられる(コミック版では<TYPE 6キュマイラ>)。また、舞台も東京湾岸のコンテナ埠頭から、バビロンの城門に移された。
ストーリー
前話(TV第32話)で千葉山中に墜落したレイバーは、調査の結果、<グリフォン>でないと判明した。近いうちにもう一度現れる、と野明は覚悟を決めた。
一方、SSSは内海と<グリフォン>を捕獲するために行動を開始し、彼らのいる土浦研究所へと向かう。しかし開き直った内海らは、土浦を離脱して一路東京へと向かっていた。内海の足どりを追っていた松井刑事が追跡に成功。内海らは尾行に気づくが、第2小隊と対決したい彼らは、あえて自分たちの動きを知らせるように放っておいた。
松井刑事から連絡が入り、内海らが海路で東京に向かっていることを知った香貫花は、SSSが“バビロンの城門”に網を張るであろうと推理。「どうせ、いつかは戦わなければならない相手だから」と肝を据えた後藤。ライアットガンの使用を許可し、城門の川崎側に待機するよう命令する。
バビロンの城門・・・それはバビロン計画(OVA第2話ストーリー参照)の一端として建設が進められている、木更津人工島と川崎人工島とを結ぶ大突堤。東京港へ入るには、必ずこの工事区域を通過しなければならない。SSSにとって、閑散とした陸地から遠く離れた海上までのこの区域は、まさに荒事を起こすに最適の場所だった。
<グリフォン>を甲板にさらしたまま、城門の木更津側へ入港してくる内海の船。そして城門に上陸するやいなや、<グリフォン>はSSSのレイバー<エイブラハム>を餌食にした。
川崎側に待機していた第2小隊は、対岸に黒いレイバーが出現したことを知り、全速で移動を開始する。中でも、晴海で何の役にも立てなかった(TV第31話)と自分を責める野明は、今夜はボロボロになるまで戦う決意を固めていた。
スタッフ
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/伊藤和典
演出/西山明樹彦
絵コンテ/吉永尚之
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/伊藤和典
演出/西山明樹彦
絵コンテ/吉永尚之
タイトル/マキ・プロ
作画監督/井口忠一
原画/土器手司 磯野智 堀川耕一 大竹紀子 米田宏 伊月一郎
動画チェック/松野悦子
動画/平山円 小池あゆみ 石川和男 四本忠司 中川信子 沖田敢 スタジオ・マーク アニメ・アール
背景/スタジオ・キャッツ 小板橋かよ子 三上雅寛 市原よう子 梶谷正夫
彩色/エムアイ 佐藤美由紀 小川さよ子 東弘巳 加瀬結起 西原和美 斉藤あや子 スタジオMAC アニメーションタイム
色指定/佐藤祐子(エムアイ)
特殊効果/干場豊(マリックス)
CG制作/バンプレスト スタジオデュース
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 松澤浩之 藤倉修二 小林慎吾
効果/依田安文
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音/ニュージャパンスタジオ
編集/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報/鈴木康子(日本テレビ)
制作デスク/中村雅代(日本テレビ) 藤波俊彦(読売広告社)
設定担当/山本之文
制作担当/富岡秀行
文芸助手/高橋哲子
設定制作/伊藤裕之
制作進行/松村圭一
プロデューサー/堀越徹(日本テレビ) 石川清司(読売広告社) 鵜之沢伸(バンダイ) 鳥沢真二(東北新社) 指田英司(サンライズ)
製作/サンライズ
製作/バンダイ・東北新社
企画制作/日本テレビ 読売広告社
キャスト
泉 野明/冨永みーな
篠原遊馬/古川登志夫
太田 功/池水通洋
熊耳武緒/横沢啓子
山崎ひろみ/郷里大輔
進士幹泰/二又一成
榊 清太郎/阪 脩
シバシゲオ/千葉 繁
後藤喜一/大林隆介
南雲しのぶ/榊原良子
香貫花クランシー/井上瑤
内海:鈴置洋孝
バド:合野琢真
黒崎:土師孝也
松井:西村知道
大佐:島香裕
片岡:大塚明夫
伊豆内:小形満
専務:立木文彦
重役:梁田清之
隊員:子安武人
軍曹:菅原正志
警備員:佐藤政道
カメラマン:石野竜三
無線の声:西岡有