機動警察パトレイバー ON TELEVISION
第39話『量産機計画』
解説
TV第7話「栄光の97式改」、TV第46話『その名はゼロ』とともに、第1小隊の新型レイバー導入にまつわる物語。今回導入の対象になったのは、以前<グリフォン>に惨敗した<AVS-98>(TV第31話)の改良型。警察レイバーとして必要不可欠な条件を、この物語で改めて語られた。
ストーリー
絶えて久しかった新型警察用レイバーの開発情報が、久々に舞い込んできた。その名は<AVS-98 MARKII>。晴海で<グリフォン>によって無惨に破壊された<AVS-98>の後継機だが、機能は格段にアップしたものだという。
その話題で持ちきりの特車二課の面々。そんなとき野明と太田、それに第1小隊の五味丘に対して、その新型機のテスト参加の連絡が舞い込んでくる。
絶えて久しかった新型警察用レイバーの開発情報が、久々に舞い込んできた。その名は<AVS-98 MARKII>。晴海で<グリフォン>によって無惨に破壊された<AVS-98>の後継機だが、機能は格段にアップしたものだという。
その話題で持ちきりの特車二課の面々。そんなとき野明と太田、それに第1小隊の五味丘に対して、その新型機のテスト参加の連絡が舞い込んでくる。
篠原重工の研究所で、<AVS-98 MARKII>と対面した野明。パワーは認めるが、手応えが感じられない野明。太田や五味丘の評価は好評。新型の導入が急務の第1小隊に所属する五味丘は、現行の<97式改>よりも格段に優れた性能を持つこの<AVS-98 MARKII>を一日も早く小隊に配備して欲しいと願うほどであった。
自分の評価が二人と違うことから、さらに考え込んでしまう野明。責任者の実山からデータ上に問題点は何も出ていないと知らされ、さらに混乱する。新型機には絶対的な自信を抱いている実山。
だが、ついに彼女の疑問が晴れる日がやってきた。それはテストの仕上げとして、愛機の<イングラム>でこの機体と模擬戦を演じたときのことである。<イングラム>は細かな部分まで、すべて自分に合わせて調整されているのに対して、“誰にでも使えるレイバー”が設計思想の新型機は、操縦者の癖まで読み取れない。<イングラム>は見事に勝利、<AVS-98 MARKII>の導入は中止された。
警察用レイバーが不測事態を対処するには、パイロットの技量とそれを支えるメンテナンスが重要である。それを改めて認識した実山は、警察用に量産機を開発する計画を白紙に戻したのであった。
スタッフ
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/並木敏
演出/青木康直
絵コンテ/菊池一仁
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/並木敏
演出/青木康直
絵コンテ/菊池一仁
タイトル・マキ・プロ
作画監督/高木弘樹
原画/高木弘樹 土器手司 磯野智 大竹紀子 米田宏 飯野泰造
動画チェック/松野悦子
動画/スタジオ・ダブ 大谷美樹 斉藤潤 中川研二 榎本勝紀 スタジオ・マーク グループ・どんぐり
背景/石垣プロダクション 光元博行 高橋健一 桑原悟 大機恭子
彩色/ジャスト 堀江明美 滝口佳子 鈴木一法 村田恵里子 豊崎優子 高木雅人
色指定/水沢明
特殊効果/奥村友規(うさぎ屋)
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 松澤浩之 藤倉修二 小林慎吾
効果/依田安文
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音/ニュージャパンスタジオ
編集/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報/鈴木康子(日本テレビ)
制作デスク/中村雅代(日本テレビ) 藤波俊彦(読売広告社)
設定/山本之文
制作/富岡秀行
文芸助手/高橋哲子
設定制作/伊藤裕之
制作進行/松村圭一
プロデューサー/堀越徹(日本テレビ) 石川清司(読売広告社) 鵜之沢伸(バンダイ) 鳥沢真二(東北新社) 指田英司(サンライズ)
製作/サンライズ
製作/バンダイ・東北新社
企画制作/日本テレビ 読売広告社
キャスト
泉 野明/冨永みーな
篠原遊馬/古川登志夫
太田 功/池水通洋
熊耳武緒/横沢啓子
山崎ひろみ/郷里大輔
進士幹泰/二又一成
榊 清太郎/阪 脩
シバシゲオ/千葉 繁
後藤喜一/大林隆介
南雲しのぶ/榊原良子
実山:辻村真人
五味丘:大塚明夫
山本:真殿光昭