STORY

機動警察パトレイバー ON TELEVISION
第46話『その名はゼロ』

解説

第1小隊に配備された<AV-0ピースメーカー>は、劇場版1作目に登場していた零式の量産型ではなく、まったく異なる機体として登場した。これは劇場版がOVAシリーズの延長線上に位置しているのに対して、TV版が独自の時間軸を持っていることに端を発しているため。コミック版と小説版も独自の時間軸を有しているため、同様の相違点は数多く見受けられる。<パトレイバー>では各物語世界が独自に展開されるに従って、この<AV-0ピースメーカー>のように、他の時間軸のメディアに形を変えて登場するアイテムが増えている。それが「パトレイバー」世界全体をより一層興味深くする効果を出したのである。これは中枢スタッフがヘッドギアという集団を組織して製作に当たったからこそ、可能ならしめたことである。

ストーリー

 第1小隊に、篠原重工の最新鋭レイバー<AV-0>が、導入されることが決定した。この機体は、あらゆる面で<イングラム>の能力を凌いでいた。最大の注目点は、これまでにないアーキテクチャーで設計されたニューロン・ネットワーク・システムを搭載した制御コンピュータ。これにより周囲の障害物を自動的に回避するなど、さまざまな点で操縦者の負担の軽減を果たしている。

 第1小隊に、篠原重工の最新鋭レイバー<AV-0>が、導入されることが決定した。この機体は、あらゆる面で<イングラム>の能力を凌いでいた。最大の注目点は、これまでにないアーキテクチャーで設計されたニューロン・ネットワーク・システムを搭載した制御コンピュータ。これにより周囲の障害物を自動的に回避するなど、さまざまな点で操縦者の負担の軽減を果たしている。
 その性能は、太田の<イングラム>との模擬戦によってもいかんなく発揮されていたが、野明は、心の中に自分でも理解できないわだかまりが生まれていることに気付く。それは嫉妬や羨望とは違った、もっと何か悲しいもの。近い日に来るであろう、「アルフォンス」とまで名付けた思い入れの深い<イングラム>との別れ。それが個人的な感傷でしかないことは、野明自身が一番理解していた。しかし今は、押さえきれない気持ちを前に、<イングラム>のコクピットの中で泣き濡れるしかない。

スタッフ

原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/伊藤和典
演出/西山明樹彦
絵コンテ/菊池一仁

原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/伊藤和典
演出/西山明樹彦
絵コンテ/菊池一仁
タイトル・マキ・プロ
作画監督/高木弘樹
原画/高木弘樹 飯野泰造 スタジオ・マックス 内田順久 秋山英一 重田智 牧野行洋 スタジオ・マーク 中西修史 山根理宏 永田正美
動画チェック/富岡美穂
動画/竹之内節子 平島照美 中川信子 四本忠司 スタジオ・マーク アニメアール
背景/石垣プロダクション 光元博行 高橋健一 桑原悟 大機恭子 
彩色/エムアイ 佐藤美由紀 小川さよ子 東弘巳 加瀬結起 西原和美 斉藤あや子 スタジオMAC アニメーションタイム
色指定/佐藤祐子(エムアイ)
特殊効果/干場豊(マリックス)
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 松澤浩之 藤倉修二 小林慎吾
効果/依田安文
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音/ニュージャパンスタジオ
編集/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報/鈴木康子(日本テレビ)
制作デスク/中村雅代(日本テレビ) 藤波俊彦(読売広告社)
設定/山本之文
制作/富岡秀行
文芸助手/高橋哲子
設定制作/伊藤裕之
制作進行/菱川直樹
プロデューサー/堀越徹(日本テレビ) 石川清司(読売広告社) 鵜之沢伸(バンダイ) 明石渉(東北新社) 指田英司(サンライズ)
製作協力/サンライズ
製作/バンダイ・東北新社
企画制作/日本テレビ 読売広告社

キャスト

泉野明/冨永みーな
篠原遊馬/古川登志夫
太田功/池水通洋
熊耳武緒/横沢啓子
山崎ひろみ/郷里大輔
進士幹泰/二又一成
榊清太郎/阪 脩
シバシゲオ/千葉繁
後藤喜一/大林隆介
南雲しのぶ/榊原良子
五味丘:大塚明夫
神主:石野竜三

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