機動警察パトレイバー ON TELEVISION
第47話『コンディション・グリーン』
解説
1989年10月11日より放映が開始された(同4日に「機動警察パトレイバー前夜祭」のタイトルで、新番組紹介特番も放映されているが、話数には含まない)TVシリーズも第47話をもって終了した。最終話らしさを匂わせない仕上がりである。この時すでに新OVAシリーズの製作が決定し、「また始まる」ことが考えられていた。真の最終話というより、“ひとつの区切り”という感じであろう。
ストーリー
出動するたびに評価が高まる、第1小隊の<AV-0>。<ピースメーカー>と命名されたこの機体は、まさに東京の守護神としてその存在が認められつつあった。それと相反するかのように、沈んでいく野明。
突き当たった心の壁を越えるべく、野明は苫小牧に帰郷する。<イングラム>との別れが恐いのは、遥か昔に経験した別離の悲しみを思い出したくないからだと気付いていた。
出動するたびに評価が高まる、第1小隊の<AV-0>。<ピースメーカー>と命名されたこの機体は、まさに東京の守護神としてその存在が認められつつあった。それと相反するかのように、沈んでいく野明。
突き当たった心の壁を越えるべく、野明は苫小牧に帰郷する。<イングラム>との別れが恐いのは、遥か昔に経験した別離の悲しみを思い出したくないからだと気付いていた。
死んでしまった犬のアルフォンスが眠る丘に赴いた野明は、埋葬の時のことを思い返す。いつまでも亡骸から離れようとしなかった自分、そしてそんな自分に優しくしてくれた父。思い出を体いっぱいに抱えて丘を降りた野明は、夕日の中に遊馬の姿を見つけた。
「吹っ切れたのか」と穏やかな口調で問いかける遊馬。野明は静かにうなずいた。いつまでも悲しんでいてはいけない、未来から逃げることはもっといけない。明日を怖がっていたら何もできない。残された者が悲しむだけなんだ! 家に着くまでに、野明はいつもの元気な女の子に戻り、両親に東京へ帰ると話すのだった。
東京で二人を待ち構えていたのは、川崎コンビナートにテロリストの<クラブマン・ハイレッグ>が逃げ込んだという知らせだった。先に出動した第1小隊の援護のため、緊急出動する第2小隊。野明は<イングラム>を傷つけながらもこれを取り押さえ、一歩成長した姿を仲間たちに披露したのであった。
スタッフ
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/伊藤和典
演出/青木康直
絵コンテ/吉永尚之
原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/伊藤和典
演出/青木康直
絵コンテ/吉永尚之
タイトル・マキ・プロ
作画監督/高見明男
原画/前田明寿 斉藤哲人 伊藤浩二 磯野智 米田宏 多田幸子 西岡忍 平山円 吉田裕司 高見明男 スタジオ・ダブ
動画チェック/松野悦子
動画/スタジオ・マーク 城所妙己子 東早苗 中司まきこ 平尾好江 植松かおる
背景/石垣プロダクション 光元博行 高橋健一 桑原悟 大機恭子
彩色/エムアイ 佐藤美由紀 小川さよ子 東弘巳 奥井恵美子 加瀬結起 宇都宮百合子 伊東文恵 根岸三枝
色指定/水沢明
特殊効果/干場豊(マリックス)
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 松澤浩之 藤倉修二 小林慎吾
効果/依田安文
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音/ニュージャパンスタジオ
編集/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報/鈴木康子(日本テレビ)
制作デスク/中村雅代(日本テレビ) 藤波俊彦(読売広告社)
設定/山本之文
制作/富岡秀行
文芸助手/高橋哲子
設定制作/伊藤裕之
制作進行/宗岡幸男
プロデューサー/堀越徹(日本テレビ) 石川清司(読売広告社) 鵜之沢伸(バンダイ)
明石渉(東北新社) 指田英司(サンライズ)
製作協力/サンライズ
製作/バンダイ・東北新社
企画制作/日本テレビ 読売広告社
キャスト
泉野明/冨永みーな
篠原遊馬/古川登志夫
太田功/池水通洋
熊耳武緒/横沢啓子
山崎ひろみ/郷里大輔
進士幹泰/二又一成
榊清太郎/阪 脩
シバシゲオ/千葉繁
後藤喜一/大林隆介
南雲しのぶ/榊原良子
五味丘:大塚明夫
ゆうき:小形満
父:立木文彦
母:紗ゆり
警官:真殿光昭