STORY

機動警察パトレイバー NEW OVA
第07話『黒い三連星』

解説

生活臭いドタバタエピソードは、やはり押井守の脚本である。かつて監督をつとめたTV版『うる星やつら』で銭湯が舞台の物語を演出したが、その時より、さらに過激な面白さに仕上がっている。

ストーリー

 バビロン・プロジェクトに参加している企業を狙った爆弾テロは、日本全国を横行している。ここ特車二課でも自らがその標的になる可能性があるため、見回りをする話が持ち上がっていた。そんな間もなく、辺り一面に響き渡る大爆音! そこには、火の海で黒こげになったシゲの姿があった。なんと、ドラム管を利用した自家製風呂のガスボンベが爆発したという・・・。

 バビロン・プロジェクトに参加している企業を狙った爆弾テロは、日本全国を横行している。ここ特車二課でも自らがその標的になる可能性があるため、見回りをする話が持ち上がっていた。そんな間もなく、辺り一面に響き渡る大爆音! そこには、火の海で黒こげになったシゲの姿があった。なんと、ドラム管を利用した自家製風呂のガスボンベが爆発したという・・・。
 おかげでフロとボンベが失われ、隊員たちのイラだちは日々募っていくのだった。待機中であるにもかかわらず、ついに遊馬が銭湯へ行こうと言い出す。困惑する野明を説き伏せ、後藤も一緒に銭湯へ連れ出してしまった。
 途中で、道に倒れた公安部の刑事に出会う。刑事は後藤たちが警察の者だと知り、薄れゆく意識の中で、くだんのテロリストを追跡中であったことを明かし、その逮捕を委ねてくる。しかし、目の前の銭湯に犯人が隠れていることは確かなのだが、それを特定する方法は右脇の下にあるという3つのほくろだけである。そこで後藤たちは、病院と警察への通報を野明に託し、男たちだけで銭湯に入るのだった。
 彼らよりも先に入場した人物で、怪しそうな男は5人。しかし大っぴらに脇の下を見せてくれという訳にもいかず、後藤は各員の創意工夫で努力するよう伝える。だが、悲惨ともいえる努力の結果、ここに該当する人物はいないと判明。怒り狂った5人の男たちと大乱闘の末、丸裸のまま外に飛び出した。そこで鉢合わせた脇の下に3つのほくろをもつ人物!・・・なんと犯人は女であったのだ。

スタッフ

原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
音楽/川井憲次
脚本/押井守
演出/青木康直

原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
音楽/川井憲次
脚本/押井守
演出/青木康直
タイトル/マキ・プロ
作画監督/高見明男
原画/土器手司 伊藤浩二 高見明男 西岡忍 永田正美 林伸昌
動画チェック/平島照美
動画/竹之内節子 富岡美穂 岡部実 石川和男 吉岡宏 小管和久 スタジオ・マーク ドラゴンプロ
美術監督/渋谷幸弘
背景/石垣プロダクション 高橋賢伍 桑原悟 大磯恭子 長谷川弘行 羽柴正俊 大嶺靖
色彩/シャフト 米山明子 鮫島信子 長谷川悦子 花尻和子 三津間幸江 古谷奈緒子
色指定/三橋曜子
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 藤倉修二 榊原広 松澤浩之
特殊効果/干場豊(マリックス)
効果/伊藤道廣(E&M)
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音スタジオ/ニュージャパンスタジオ 東京テレビセンター
編集/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報担当/飯島佐知子 小山仁一郎(バンダイ) 佐藤尚樹(東北新社)
制作デスク/杉田 敦(バンダイ) 明石 渉(東北新社)
制作担当/山本之文
制作進行/峰岸功
文芸助手/高橋哲子
演出助手/菱川直樹
設定制作/伊藤裕之
プロデューサー/鵜之沢伸(バンダイ) 濱渡剛(東北新社) 指田英司(サンライズ)
製作協力/サンライズ
製作/バンダイ 東北新社

キャスト

篠原遊馬/古川登志夫
山崎ひろみ/郷里大輔
泉 野明/富永みーな
後藤喜一/大林隆介
進士幹泰/二又一成
南雲しのぶ/榊原良子
太田 功/池水通洋
シバシゲオ/千葉 繁
香貫花クランシー/井上瑤
榊 清太郎/阪 脩
熊耳武緒/横沢啓子
山寺宏一
近藤芳正
真山恵衣
真砂勝美

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