STORY

機動警察パトレイバー NEW OVA
第12話『二人の軽井沢』

解説

行く末が期待(?)されていた後藤と南雲の、どこかくすぐったいような関係を描いた、ラブコメディ(になりそうでならない)。なお、キャラクターは後藤と南雲の二人が登場するだけ。二人の会話によって面白さが決定される作品だけに、通常のアフレコとは逆に、先に声を録音してそれに合わせて作画するプレスコ方式で製作された。

ストーリー

 幹部研修で軽井沢を訪れていた後藤と南雲は、その後の慰労会や上層部との付き合いを避けるため、早々に退散するのだった。しかし焦る余り、南雲は階段で足首を捻挫してしまう。そのうえ車で山道を帰る二人に、超大型の台風が上陸しつつあるとの不運が重なった。悠長なことは言ってられず、二人を乗せた車は夜の山並みを疾走した。途中、南雲の捻挫を冷やすために下仁田のコンニャクを買いに寄ったわずかの時間に、幹線道路が雨のために次々と封鎖されていった。その掲示を見て悔しさを噛みしめるが、すべては後の祭りである。

 幹部研修で軽井沢を訪れていた後藤と南雲は、その後の慰労会や上層部との付き合いを避けるため、早々に退散するのだった。しかし焦る余り、南雲は階段で足首を捻挫してしまう。そのうえ車で山道を帰る二人に、超大型の台風が上陸しつつあるとの不運が重なった。悠長なことは言ってられず、二人を乗せた車は夜の山並みを疾走した。途中、南雲の捻挫を冷やすために下仁田のコンニャクを買いに寄ったわずかの時間に、幹線道路が雨のために次々と封鎖されていった。その掲示を見て悔しさを噛みしめるが、すべては後の祭りである。
 後藤と南雲は車内で当面の打開策を話し合った。そして後藤は3つの選択支を提案する。「封鎖の掲示を無視して強行突破」「このまま車中で夜を明かす」「どこかに宿を取る」。一つめは現職警官として問題外だと南雲が拒否、二つめは疲れた後藤が拒み、「どこかに宿を取る」ことが残った。しかしまともな宿といえば、幹部たちが残る軽井沢。ここへは当然戻れない。そこで後藤は、車を近場のラブホテルに向かわせるのだった。
 動揺する南雲。しかし後藤の論理に返す言葉を持たなかった彼女は、渋々ながらも派手な城のごときこの宿に泊まることを承諾する。こういう場所に不慣れな南雲は、子供の遊び場としか思えないファンシーな部屋を選んでしまった。平静を装おうのだが、すでに錯乱状態の南雲。どうでもいいんじゃない、と開き直って早々にビールを始める後藤。
 かくして、南雲と後藤の奇妙な緊張感に満ちた一夜が始まるのである。

スタッフ

原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/有栖ひばり 伊藤和典
演出/浦田保則
絵コンテ/吉永尚之

原作/ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中/ゆうきまさみ
シリーズ構成/伊藤和典
キャラクター・デザイン/高田明美
メカニック・デザイン/出渕裕・佐山善則
監督/吉永尚之
美術監督/渋谷幸弘
音楽/川井憲次
脚本/有栖ひばり 伊藤和典
演出/浦田保則
絵コンテ/吉永尚之
タイトル・マキ・プロ
作画監督/高見明夫
原画/広田麻由美 中西修史 高見明夫
西岡忍 平山円
動画チェック/富岡美穂
動画/竹之内節子 小菅和久 吉野裕之 押田貞美 石川和男 スタジオマーク アニメアール
背景/石垣プロダクション 高橋賢伍 桑原悟 大磯恭子 長谷川弘行 羽柴正俊 大嶺靖
彩色/エムアイ 中山昇 東弘巳 西原和美
斉藤あや子 沢辺幸子 飯島理恵
今井亜津子 スタジオボギー
色指定/小川さよ子
撮影監督/奥井敦
撮影/旭プロダクション 梅田俊之 藤倉修二 榊原広 松澤浩之
特殊効果/干場豊(マリックス)
効果/伊藤道廣(E&M)
現像/東京現像所
録音演出/浅梨なおこ
調整/山田富二男
録音制作/オムニバスプロモーション
録音/ニュージャパンスタジオ 東京テレビセンター
編集/鶴渕友彰(鶴渕映画)
広報担当/飯島佐知子 小山仁一郎(バンダイ) 佐藤尚樹(東北新社)
制作デスク/杉田敦(バンダイ) 明石渉(東北新社)
制作担当/山本之文
文芸助手/高橋哲子
制作進行/峰岸功
プロデューサー/鵜之沢伸(バンダイ) 濱渡剛(東北新社) 指田英司(サンライズ)
製作協力/サンライズ
製作/バンダイ 東北新社

キャスト

篠原遊馬/古川登志夫
山崎ひろみ/郷里大輔
泉 野明/富永みーな
後藤喜一/大林隆介
進士幹泰/二又一成
南雲しのぶ/榊原良子
太田 功/池水通洋
シバシゲオ/千葉 繁
香貫花クランシー/井上瑤
榊 清太郎/阪 脩
熊耳武緒/横沢啓子
アナウンサー:松山鷹志

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