機動警察パトレイバー NEW OVA
第15話『星から来た女』

　ある夜、ボート小屋に不思議な光が明滅していることに気付いた野明。そこは一見すると、ただの物置小屋でしかなかったが、壁に張られたポスターに触れた瞬間、野明は見たこともない通路の中に移送されていた。その中心と思われる部屋にたどりついたとき、開かれた扉の中を見て野明はまたもや驚いた。ハイテクを駆使したその部屋の中には、二課のものとはまったく異なる制服を着用した、第２小隊の面々が立っていたのである。
　野明は慌ててその場から立ち去ろうとするが、警視庁特車二課とは世をはばかる仮の姿、実は我々こそが異星人の魔の手から地球を守る、Creature from Luna Attack Team 通称CLAT日本支部のメンバーなのだと明かされる。答える言葉を完璧に失い、ひたすらひきつった笑いを浮かべる野明。しかしいつの間にか彼女も隊員の一人として数えられており、現在地球に向けて大規模の円盤群が侵攻中であることを伝えられる。すでに衛星軌道のステーションAV-IIから南雲隊長率いるスペース・ドーファン・チームが迎撃に出たが全機応答が無いという。後藤は太田と進士が乗った＜ホーク１号＞を哨戒任務に発進させるが、彼らはその途中、撃墜されたと思われていた南雲の＜ドーファン＞を発見する。一同は彼女が生きていたことを喜ぶが、基地の所在が敵に発見され、CLAT創設以来の絶対絶命的ピンチに陥ってしまう。
　驚異の怪獣・グリフォンを投入してくるウツミー星人。CLATは持てる力のすべてを使用してこれに立ち向かうが、グリフォンは何のダメージも受けない様子。危機を迎える基地を助けるべく、野明はポケットから変身カプセルを取り出して、AV-98星雲から地球の平和を守るために派遣されたイングラマンに変身する。
　かくして、イングラマンとグリフォンの最後の戦いが始まった。

原作／ヘッドギア
週刊少年サンデー連載中／ゆうきまさみ
シリーズ構成／伊藤和典
キャラクター・デザイン／高田明美
メカニック・デザイン／出渕裕・佐山善則
監督／吉永尚之
美術監督／渋谷幸弘
音楽／川井憲次
脚本／伊藤和典　小杉敦仁
演出／元永慶太郎
絵コンテ／土器手司
タイトル・マキ・プロ
作画監督／土器手司
原画／広田麻由美　南伸一郎　平山円　高木弘樹　重田敦司　もりやまゆうじ　西岡忍　中西修史　土器手司
動画チェック／富岡美穂
動画／竹之内節子　吉野裕之　小菅和久　石川和男　押田貞美　岡部実　スタジオダブ　アニメ・アール
スタジオマーク
背景／石垣プロダクション　桑原悟　高橋賢伍　大磯恭子　長谷川弘行　大嶺靖　竹田実　中庄司悦子　柏村・山岸
彩色／エムアイ　中山昇　森泉順子　佐藤美由紀　三上和廣　福岡世樹子　新里美千代　北山晶子　ジャスト
色指定／小川さよ子
特殊効果／干場豊（マリックス）
撮影監督／奥井敦
撮影／旭プロダクション　梅田俊之　藤倉修二　榊原広　松澤浩之
効果／伊藤道廣（Ｅ＆Ｍ）
現像／東京現像所
録音演出／浅梨なおこ
調整／山田富二男
録音制作／オムニバスプロモーション
録音／ニュージャパンスタジオ　東京テレビセンター
編集／鶴渕友彰（鶴渕映画）
広報／飯島佐知子　小山仁一郎（バンダイ）　佐藤尚樹（東北新社）
制作デスク／杉田敦（バンダイ）　明石渉（東北新社）
OP・ED制作協力／スタジオこあ
制作／山本之文
企画協力／株式会社円谷プロダクション　円谷一夫　船井宏　大屋光子
文芸助手／高橋哲子
演出助手／菱川直樹
制作進行／村田央
プロデューサー／鵜之沢伸（バンダイ）　濱渡剛（東北新社）　指田英司（サンライズ）
製作協力／サンライズ
製作／バンダイ　東北新社